V.A.
ニッポンジャズ水滸伝(天之巻)

定価: 5,400円 (本体価格5,000円+税)

  • 商品番号: OK-3
  • 2012/04/29 発売
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*本編未収録8曲入りCD-R(瀬川昌久氏解説付き)を、もれなくプレゼント致します!*

天の刻。つくりかえよ、とジャズは言った。

大正時代から昭和初年。ニッポンにおけるジャズ黎明期、群雄割拠したマイナーレーベル作品群から100曲厳選して4枚のCDに収録。
ジャズエイジたちの息吹を生々しく伝える画期的作品集。未だ知られざる大衆音楽裏面史が鮮やかに浮かび上がる。豪華108頁ブックレット付。
監修 瀬川昌久

DISC 1  ジャズソング篇 ― 主として欧米のポピュラー・ソングを歌った25曲。
DISC 2  ジャズバンド遍 ― 主として欧米のジャズ・ポピュラー音楽を器楽で演奏したインストルメンタル版25曲
DISC 3/1 ダイナ・コレクション篇 ― 戦前日本で最も広く愛好されたジャズ・ソング「ダイナ」の歌唱と演奏の各社レコードを14曲。
DISC 3/2 書生節系ジャズ・ソング篇 ― 大正から昭和始めにかけて非常に流行した書生節を歌った芸人たちによるジャズソングの歌唱11曲。
DISC 4  邦楽ジャズ篇 ― 日本の古謡・端唄・民謡などは、西洋音楽流入期から和洋合奏されたり、ジャズ風編曲でダンス音楽として演奏されたり歌われたりしたそれら「邦楽ジャズ」を25曲。


豪華執筆陣 :
■『ジャズ水滸伝』制作に当って
瀬川昌久(ジャズ評論家・本作監修)

■初期レーベル考――関西を中心としたSP盤興亡史
山崎整(神戸新聞文化財団常務理事)

■ジャズ巷談 /ニッポンジャズ水滸伝序説
口演 相倉久人(音楽評論家)

▲対談 制作者は語る 
■ニッポンのジャズエイジたち
瀬川昌久(ジャズ評論家・本作監修)×杉本孝一(SPコレクター・本盤覆刻)

■あらたな都市音楽の誕生 
大谷能生(音楽家)

■初期ジャズバンドの構成
杉本孝一(SPコレクター)

■モダンニッポン-ダイナと書生節ジャズ
細川周平(音楽評論家)

■邦楽とジャズの出会い
古川武志(大阪市史料調査会・大阪樂団顧問兼指揮者)

■音楽がおわってはじまるものがたり 
渕上純子(歌手・ふちがみとふなと)

『ニッポンジャズ水滸伝』制作に当たって/瀬川昌久

「ニッポンジャズ水滸伝」と題するこのアルバムは、戦前日本の大衆音楽レコードの中から、所謂マイナー・レーベルから発売されたジャズ風の音楽を選び出して、5 つのテーマに分けて、収録したものである。この数年来日本の戦前──大正・昭和年代に発売されたジャズソングや流行歌のレコードに対する関心が非常に高まってきた。大正・昭和の時代をモダン文化の揺籃期と捉え、当時の大衆音楽にモダンな影響を与えたジャズを日本人がいかに受け入れ発信したかをレコードを通じて復刻する企画が盛んになってきた。そして現存するレコード会社の中で、戦前から活発に活動を続ける大手のレーベル4 社(ビクター、コロムビア、キング、テイチク)が昨年来相次いで、復刻のCD アルバムを発売して、大きな話題を呼ぶに至ってる。そこに収録された音源の多くは、これら大手のレーベルが戦前昭和の年代に発売したSPレコードによるものである。
しかし日本の戦前レコード業界の歴史を仔細に観察すると、明治、大正、昭和年代にかけて、実に多数の群小規模の会社が、それぞれのレーベル名義をつけて、レコードを発売してきた。
特に昭和初期から昭和16 年の日米開戦に至るまでの十数年間は、数十種類のレーベル名義が出現、統合、消滅を重ね乍ら、各種類の大衆音楽レコードを市場に輩出しており、その中には、ジャズを始め西欧のポピュラー音楽を多様な手法でとり入れた優れた内容のものが多い。その全ては戦争統制令で姿を消してしまった。假に今、消滅したレコード会社製品をマイナー・レーベルと総称するならば、本アルバムは、戦前マイナー・レーベルによるジャズ・ポピュラー音楽を集大成した初企画といえるだろう。

これら4 枚のCD に収録された100 曲をきいてみると何れもメジャー・アーティストとは違う個性的な面白さを感ずる。いわばマイナー・レーベルの義賊が100 人大手外資系レーベルに討ち込みをかけた音楽的意気込みを察してお楽しみ頂きたい。
最後に本アルバム編集に当って、マイナー・レーベルの実体と歴史について詳細的確な調査資料を提供頂いた山崎整氏始め、各篇に亘って貴重な原稿を頂いた諸兄に心から感謝を捧げたい。

曲目詳細クレジットはこちらをご覧下さい。


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