V.A.
久遠の鐘 Kuon no Kane
世界遺産プロジェクトin平泉

定価: 2,700円 (本体価格2,500円+税)

  • 商品番号: BSKJ-0001
  • 2012/06/24 発売
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久遠の鐘プロジェクト
2011 年3 月の「東日本大震災」と、6月の奥州平泉の「ユネスコ世界文化遺産登録」を受け、芸術による“ 東北の復興” “ 世界のエールへの返礼” の旗を掲げようと、世界遺産の地で7・8・9月の三回に渡って開催された文化プロジェクト。
「バスキングジャパン」が企画、平泉町・岩手県等の協力のもと開催された。
“ 久遠の鐘” とは、焦土であった平泉を復興させ、奥州に高度な文化都市を作った 初代・藤原清衡公の宣言文「中尊寺供養願文」の一節に重ねられたフレーズ。
荒廃を乗り越え、全ての魂を救済するという“ 千界に響き渡る鐘の音”。この清衡公の祈りの結晶を、久遠の時を超え、世界に共鳴させようというのが「久遠の鐘プロジェクト」である。


曲目
1.達谷窟毘沙門堂:よしうらけんじ
2.山の神 ~相澤史郎詩集『血の冬』より~:相澤史郎
3.地吹雪の丘:太田光宏
4.秋霖:オオフジツボ
5.蒼色のしじま:笛 織 絵 FEOE
6.金鶏山落日賦:Mark Akixa
7.Ancestor's Heart Beat:よしうらけんじ
8.鐘聲:Mark Akixa
9.まほろば:坂上真清
10.Peaceful People:Mark Akixa
11.平泉セット:オオフジツボ
12.空とそら:笛 織 絵 FEOE
13.hope:オオフジツボ
14.3月の鐘:笛 織 絵 FEOE


BUSKING JAPANより
このアルバムは、東北の歴史を時系列的に喚起できるよう構成されています。
全体は大きく二部に分けられます。
第一部は、
1曲目「達谷窟毘沙門堂」から7曲目「Ancestor's Heart Beat」まで。
東北の古代・自然・本能、たび重なる侵略と悪路王の首、自由の民、激情、ひとり焦土に佇む清衡、謂わば歴史の舞台に躍り出る以前の“原・平泉”とでも言える世界。
第二部は、8曲目「鐘聲」から14曲目「3月の鐘」まで。
供養願文の祈りのもと東アジア屈指の平和都市を作り、やがて義経という英雄を輩出しながら歴史の渦に飲まれ、その哀惜は伝説となり歌に詠まれる。そして21世紀の激動と未来への小さな希望。

もちろん個々の楽曲は元々そのような意味を込めて作られた作品群ではありませんので、純粋にサウンドとしてお聴きいただいて結構です。
もし歴史好きな方は、このアルバムからどんな大河ドラマがイメージ出来るか、 謎解きのようにもお楽しみください。
(Masayuki Toda)


笛 織 絵 FEOE
http://masumi-harp.raindrop.jp/profile/feoe/

オリジナル曲とアイリッシュ音楽を演奏するケルティック・アンサンブル。
2010年18世紀アイルランドの吟遊詩人オキャロランの曲を演奏する目的で結成。ヨーロッパ伝統音楽の香りと日本的抒情性のあるオリジナル曲やアイルランドのダンスチューンなども演奏して今に至る。
ユニットの名前はそれぞれ 笛・ホイッスル 織・ハープ 絵・フィドルと言う意味合いを持つ。


坂上真清 Masumi Sakaue
http://masumi-harp.raindrop.jp

ケルトの伝統的スタイルである金属弦を張ったケルティックハープ奏者、作曲家。アコースティックユニット「笛 織 絵」「ハンドリオン」などでヨーロッパ伝統音楽や日本的抒情性を感じさせるオリジナル曲を中心に、アイルランド吟遊詩人オキャロランの作品などのアイリッシュ音楽の演奏を行う。ライブではブズーキ奏者としても活動中。作品集:CD「クラルサッハ」「オキャロランの世界」「ムジカ ハンドリオン」ほか。


Mark Akixa マーク アキクサ
http://www.markakixa.com

ネイティブアメリカンフルート奏者。
3才からクラシックピアノを始め、その後フルートや篠笛を経て、北アリゾナ大学にて北米先住民の文化・歴史を学び、2000年よりネイティブアメリカンフルート奏者となる。先住民の民話やその深い精神性をテーマにした物語性の強い、「言葉なきストーリーテリング」ともいうべき独自の演奏方法が高く評価される。現在は活動拠点を日本に移し、さまざまなアーティストとコラボレーションを行ないながら演奏活動を続けている。作品集:CD 「All My Relations」「Amazing Grace」ほか。


オオフジツボ oofujitsubo
http://tsuboy.internet.ne.jp/oftb/

風を切る哀愁 空駆ける抒情 ー アイリッシュからオリジナルまで、自由に境界を行き来するトリオバンド。「奏破する」ヴァイオリニスト・壷井彰久(KBB/ERA)、「うたものギタリスト」太田光宏、「情景を奏でる」アコーディオニスト・藤野由佳(蛇腹姉妹)によるアンサンブル。2005年結成。作品集:CD「空の鼓動」「夢のあと」


太田光宏 Mitsuhiro Ohta
http://homepage3.nifty.com/m_ohta/

「うたものギタリスト」。1990年、フォーク/ニューミュージックの歌伴としてプロ活動をスタート。その後、ブラック・コンテンポラリーの影響を大きく受けつつ、歌伴に特化する形で数々のセッションに参加。比較的地味なプレイながら、必ず歌を引き立てるフレージングと卓越したタイム感には定評があり、多くのレコーディングクレジットで太田の名前を見ることが出来る。一方、楽曲制作においては、生楽器、 特に生弦を大切にする制作スタイルに定評があり、ジャンルを越えて様々な分野で活躍している。


よしうらけんじ Kenji Yoshiura  
http://www.kenjifrog.com

パーカッショニスト。15歳でドラムとクラシックパーカッションを始める。慶応義塾大学法学部政治学科を卒業後、1996年に渡米。
バークリー音楽大学のパーカッション科に入学。E.ワイナイナのアフリカ・ケニヤツアー参加。1999年米国内にてソロアルバム「Elephant Dance」を発表。2001年には日本文化交流基金のサポートで英国、ラトビアにおいて海外演奏を行う。今回は本作品のために石川智久氏とのコラボレーションを実現させた。作品集:CD「Frog a go-go」「Modern Living」


バスキングジャパン BUSKING JAPAN
“都市と芸術の邂逅”をテーマに、キュレーター戸田昌征を中心に2007年発足。「バスキング」というアーティストの自発性・直接性を根拠とするスタイルで、東京の吉祥寺、原宿、二子玉川などで継続的に活動。2011年、震災をきっかけに“歴史と芸術の邂逅”にコンセプトを広げ活動する。
2011~2012年、岩手県、平泉町の協力のもと数度に渡って世界遺産史跡にて「久遠の鐘プロジェクト」を開催。


1.達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう):よしうらけんじ×石川智久
いつの時代においても人間は強大な自然と共存し制圧せんと挑み続けて来た。達谷窟は自然と人間の境界線であり、非常に激しく両者の力がぶつかり合った"痕跡"なのかもしれない。(Kenji Yosiura)


2.山の神 ~相澤史郎詩集『血の冬』より~:相澤史郎Shiro Aizawa
1984年出版の詩集に付されたカセットテープに収録されたものである。
朗読は岩手の俳優、故・越後谷栄二氏による。面識もないのに突然会いに行った私に、作者の相澤氏は快くテープを貸していただいた。いつの時代も、人間の復興は声と言葉から始まる。(Masayuki Toda)


3.地吹雪の丘:太田光宏
「そんな厳しい条件じゃ、我々は首を吊るしかないよ!」僕がまだ会社員だった頃、零細工場のおやじさんから言われた一言。
それは、脈々と続いてきた、東京人が東北人を買い叩くという構造。ビジネスホテルの窓辺で安酒を食らいながら、どうしようもない気持ちを押さえられず涙したのを覚えている。その工場は、地吹雪の丘にあった。(Mitsuhiro Ohta)


4.秋霖(しゅうりん):オオフジツボ
岩手県遠野を訪れた際、紅葉が雨に滲む、どこか淋しく懐かしい風景を曲にした。
秋霖は秋の長雨をいう季語。
藤野がZABADAKのアルバム「宇宙のラジヲ」(2007年)に提供した楽曲で、吉良知彦氏アレンジで収録。オオフジツボで新たにアレンジした。(Yuka Fujino)


5.蒼色のしじま :笛 織 絵
南欧のイメージを元にした曲で導入した西アフリカのパーカッション「ジャンベ」が効果的。タイトルを英訳するとSilence of Blue。このニュアンスがうまく伝わればと思う。(Masumi Sakaue)


6.金鶏山落日賦(きんけいざんらくじつふ):Mark Akixa
夕暮れに無量光院跡で演奏させて頂いたときの印象を即興演奏。「国破れて山河あり」の言葉通り、寺院は残っていないが背後の金鶏山だけは当時と変わらぬであろう姿で、我々に浄土思想の何たるかを無言で語っていた。(Mark Akixa)


7.Ancestor's Heart Beat:よしうらけんじ×石川智久
歴史の息吹を感じる地、平泉。そこにはどんな人間の営みがあったのだろうか。900年の時を超え想いを馳せ、この作品は生まれた。平泉に暮らす先人達の空気感はこの地の至る所で感じられるはずだ。(Kenji Yosiura)


8.鐘聲(しょうせい):Mark Akixa
「中尊寺落慶供養願文」は、前九年の役で父を処刑され後三年の役で妻子を失った奥州藤原氏初代藤原清衡の、平和を希求する心のエッセンスともいうべき文書。今回のCDにどうしても収録しなければならないと思った。(Mark Akixa)


9.まほろば:坂上真清
まほろばとは「素晴らしい場所」という日本の古語。悲哀感がありながらも心に光が差し込んでくる平泉が持つ世界感と清衡の供養願文にある浄土思想に寄り添う様に。(Masumi Sakaue)


10.Peaceful People:Mark Akixa
ホピ族という白人の文明の影響を最も受けていない北米先住民の部族がアリゾナにいるのだが、ホピとは「平和の人々」の意。清衡が浄土思想を基に国造りをしたという平泉にホピの精神を感じた。(Mark Akixa)


11.平泉セット :オオフジツボ
我々がしばしば演奏するアイルランドのダンス音楽には、「セット」といって、短い曲を繋いで一曲とする手法がある。
本曲は、平泉を訪れた際、メンバーが心に残った情景~高館義経堂から望む北上川、芭蕉の名句、毛越寺に咲く萩、日没コンサートを行った無量光院跡~をそれぞれ曲にし、一つにまとめあげた。(Yuka Fujino)


12.空とそら:笛 織 絵
平泉に演奏に行った時のイメージを元に作った曲。「奥の細道」で松尾芭蕉に同行した門人の曾良。亡くなった古の人々を想う旅先で見上げた彼の目に奥州の空はどう映ったのか。(Masumi Sakaue)


13.hope:オオフジツボ
自主制作映画「ジャバラ姉妹」(2007年)のために作った曲。主人公・祐子は、あるショックからアコーディオンが弾けなくなるが、独りで生きているのではない事に気づき、新たな一歩を踏みだす。いつでも、どこででも、希望は芽吹く。そんな思いをこめて。 オオフジツボで新たにアレンジした。(Yuka Fujino)


14.3月の鐘:笛 織 絵
雪に閉ざされた世界に遠くから春の到来を告げる鐘の音が聞こえ始める。少しずつ雪が解けだし水滴はやがてひとつの水の流れとなってそこには新たな希望が見えてくる。(Masumi Sakaue)


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