東冬侯溫(トントン・ホウウェン)
巴托嵐之音(バトゥランの音)

定価: 2,700円 (本体価格2,500円+税)

  • 商品番号: MARUYOSHI-05
  • 2015/07/12 発売
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★原初の唱和〜花綵列島の民の歌と踊り〜★
出演:東冬侯溫&アール=ルー・アート・チーム/ヤイレンカ/アンチャン・プロジェクト
7月25日(土)17:00~@修廣寺(川崎)
7月26日(日)18:00~@スペース・オルタ(横浜)
7月27日(月)19:00~@ムーブ町屋(東京・荒川区)
7月29日(水)19:00~@池上實相寺(東京・大田区)

人が音楽を演るのではない。
山が、島が、地球が人を楽器に音楽を奏でる。
東冬侯溫は最高の楽器だ。 おおしまゆたか(翻訳家)

時代や場所を越えて、自らに伝わるスピリットを保持する人々がいる。
先祖たちの思考や感受性を、畏敬の念を持って継承しようとする人々。
自分がどこからやって来て、どこへ行こうとしているのかを問える人々。
その答えをパフォーマンスできる人々。それをこの眼で目撃したいと、僕は思うのだ。
でもそれは、気張らずに楽しめるに違いない! 奈良美智(美術家)

東冬の唄を初めて聴いた時のショック。
東冬から発せられる音霊が天と地を結ぶ時、花綵列島から調和のエネルギーが放たれ、
この星(地球)の浄化がはじまる。
そんなビジョンを見せられた。 小久保 隆(環境音楽家)

★東冬(トントン)の自然と一体になったかのような声に、ギターやパーカション、アコーディオンなどが加わった、
台湾先住民タロコ族の伝統音楽をベースにした、フォーキーでオルタナティヴな音楽。
リズミカルな曲から、心に染みる切ないメロディーまで、アクースティックなアンサンブルが、彼の声を際立たせる。
さらに口琴のビリビリとした音や、魂を呼び寄せる木琴演奏など、
彼らが暮らす土地や祖先と結びついた音楽の素晴らしさ。
ボーナストラックとして、タロコの伝統合唱曲も収録。

収録曲 :
1.帰っておいで 踊ろう (回来跳舞吧)
2. 言葉・力 (力量的話語)
3.古の音(初音)
4.神聖なとき(神聖時刻)
5.分かち合い(分享)
6.タロイモ小屋の歌(芋頭寮之歌)
7.狩り(出獵)
8.祈り(祈禱)
9.じいちゃんの笛(祖父的笛)
10.BARIの祝福 (bari的祝福 )
11.大地を守る(一定如此守護)
12. 聖なる山の声(來自聖山的聲音)(bonus track)

▼『バトゥランの声』の意味とは?
バトゥランはもともと粟を噛んで酒を醸すときのタロコ語の擬音語で、
そこから「くっつく」という意味となり、「タロコの人と生命、自然との結びつき」の比喩。
長く都市化の衝撃の中にあるタロコの村において、人と自然の結びつきをなお次世代に受け継ごうとする意志、分かち合いの精神を表す。
現代的な編曲をほどこした古謡によって、青年たちに自民族の文化と誇りを忘れるなと呼びかけた。
村で祖母・曾祖母の薫陶を受けたことから若い世代としては奇跡的に民族の文化・言語を継承している東冬の存在自体が、
「伝統と現代」「農村と都市」「保守と前衛」「マジョリティとマイノリティ」という、
言い古されたがなお解決されないテーマを止揚すべく生きており、このアルバムもその現れの一つであると言える。

▼タロコ族とは?
タロコ(太魯閣族)族人口は2万2千人余り。台湾東部の花蓮県秀林郷、萬栄郷、卓溪郷等に住む人が多い。
300年から400年前には中央山脈の奇萊山に住んでいたが、17世紀に人口増加と漢民族入植者の増大による耕地不足により、
一部の人々が現在の花蓮県北部の秀林郷と萬栄郷、卓溪郷付近に移動していった。
日本統治時代はタイヤル族の一系統に分類されていたが、言語や文化の違いなどから2004年1月14日に12番目の原住民族と認められた。
映画『セデック・バレ』のセデック族とは文化的言語的にも近く、兄弟族的な関係。
古くは男女とも16歳から20歳ごろに顔面を中心にイレズミをおこなっていた。
男性のイレズミは狩猟や敵の首をとったことを示した。女性のイレズミは、大人になったことと織物の技術が優れている証として、美しさを増すものとして入れられた。
伝統文化の復興とともにイレズミをするタロコ青年も増えてきている。
重要な祭礼は粟を収穫した7月におこなわれる祖霊祭。この祭りは今も行われている。

【東冬侯溫 トントン・ホウウェン】
現代芸術家,部落文化伝承者,伝統儀式と言語研究 等。
花蓮県秀林郷銅門部落出身のタロコ族。
祭司(シャーマン)の家系で祖父母に育てられたため、自民族の言葉と文化をより直接学び、タロコ語を自在に操る。
高校卒業後、太鼓集団「優人神鼓」等に参加し、舞台上の技術を磨いた。
同時に「原舞者」(フィールドワークを重視する原住民族の舞踊集団)の学生メンバーともなり、これらのグループの公演で多くの国を歴訪。
その後、原住民委員会の「村に住むアーチストプロジェクト」二年間参加、小劇場活動。
この間、創作媒体を小劇場から徐々に映像・アクション・インスタレーションを融合させたマルチメディアへと発展させる。
フランス・アビニヨン芸術祭参加。
2012 pulima芸術賞((財)原住民族文化事業基金会による、南島民族現代アートのための賞)審査員大賞
2014国際南島美術賞入選
2014pulima芸術賞グランプリ


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