ル・サクル・デ・レミング Le sacre des Lemmings
オルターポップ ERPCD-5979 2006年12月31日発売 定価2,300円+税
ポップなメロディで聞く人の心を掴んだ前作が、テテのメロディメイカーとしての才能をいかんなく発揮したアルバムだとすれば、このアルバムはシンガー・ソングライターとしての気骨溢れる、メッセージ性に富んだアルバムといえる。

2005年10月にパリ郊外で起こった暴動事件をきっかけに露わになった移民の問題、様々な形での差別などフランス社会が抱える問題を色濃く反映したアルバムとなった。テテのような人でもジャージを着てパリを歩けば、警官から尋問を受けることがあるという事実。アルバムのコンセプトから、日常生活に潜む根の深い差別について熱く語ってくれたことが忘れられない。

アルバムを象徴する曲として旧約聖書からインスパイアされた「シャムの息子たち」[2](ヴィデオ・クリップも強烈でした)はもちろんのこと、2005年の日本ツアーでも披露されていた思わず一緒に歌いたくなる「キャロリーヌ」[7]、テテのイラストがアニメーション(長年の夢だったそうです)となったヴィデオ・クリップも印象的だった「ぼくの宝物」[11]、そして静かな余韻を残す「交差点」[14]など曲も粒ぞろいだ。

massamba

01. レミングの黎明
02. シャムの息子たち
03. アンナ・リー・ソレイユ
04. マドレーヌ・バドレーヌ(毛糸くつしたのマドレーヌ)
05. 巻き返し
06. 風に舞う紙のように
07. キャロリーヌ
08. 一生変わらず
09. レミングの祭典
10. 確信の裏側に
11. ぼくの宝物
12. 山越え谷越え(この道をずっと)
13. 顔と瞬間
14. 交差点
15. レミングの黄昏
<ボーナス・ヴィデオ・クリップ>
シャムの息子たち